3.自賠責保険の調査事務所って?

 上記のように、自賠責保険への請求後は、基本的に、自賠責保険の調査事務所が損害調査を行っています。
 この自賠責保険の調査事務所とは、損害保険料率算出機構(損保料率機構)自賠責損害調査事務所と言い、上記損保料率機構は、法律に基づいて設立された民間の法人で、損保会社が会員となっています。
 損保料率機構は、損害保険業の健全な発達をはかり、保険契約者等の利益を保護することを目的として、自賠責保険のみならず、火災保険、地震保険等の公正な保険料率の算出、自賠責保険の損害の調査などの業務を行っております。かかる業務遂行のため、損保料率機構が全国各地に調査事務所を配置して、自賠責保険の損害調査を行っているのです。
 損保料率機構は、各保険会社から収集した膨大な資料を分析調査し、得られたデータを基に保険料を算定したり、自賠責保険については、損保会社等から送られてきた資料から公正妥当な損害賠償額を調査しているのです。