「別冊判例タイムズＮｏ38」では、まず、当事者を①歩行者と四輪車・単車との事故、②歩行者と自転車との事故、③四輪車同士の事故、④単車と四輪車との事故、⑤自転車と四輪車・単車との事故、⑥高速道路上の事故及び⑦駐車場内の事故に区分しています。次に、直進車同士の事故など事故態様によって基本過失割合を示し、そのうえで、一方車両が交差点に先入していた場合など、個別の事情に基づく修正要素も適示されています。

 「別冊判例タイムズＮｏ38」では、新たに②「歩行者と自動車との事故」及び⑦「駐車場内での事故」の2つの事故類型について、基本過失割合が公表されることになりました。掲載されている事故類型は、全訂4版より65件増え、348となっています。もっとも、全ての事故類型が掲載されているわけではなく、自転車同士の事故等は今後の研究が待たれる事故類型といえるでしょう

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