弁護士 金 崎 浩 之


1 選択的夫婦別姓が法案提出
 皆さんは、夫婦別姓に賛成ですか?
 実は、来年の通常国会までに選択的夫婦別姓の法案が提出される見通しが高まっているんです。

 選択的ですから、必ず夫婦別姓でなければいけないということではなく、従来通り、婚姻により夫婦が同じ姓を名乗ることも認められるようです。従来と違うのは、夫婦別姓を希望する夫婦については、別姓を選択できる点です。

 まあ、いいんじゃないでしょうか。私は基本的に賛成です。夫婦の問題ですから。ただ、その場合、子供の姓をどちらにするか、という難しい問題は残りますよね。子供が成人したら子供本人に選ばせるという案も出ているようですが、でも成人するまでどうするのかという問題は残ります。出生時の姓が結局選択されるケースが多いのではないでしょうか。
 成人になってわざわざ姓を変更したい人って、どういう人なんでしょうね。何か事情があって別人になりすましたい人ではないでしょうか。例えば、前科があるとか借金でブラックリストに載っているとか…。

 いずれにしても、20年間名乗ってきた姓には愛着があるでしょうから、出生時にどちらの姓にするかが勝負の分かれ目でしょうね(笑)。夫婦の別姓はよいとしても、お互いに子供には自分と同じ姓を名乗って欲しいというのが人情でしょうから、もめる夫婦も出てくるでしょうね。

2 世論調査では50%が賛成
 毎日新聞が12月19日、20日に実施した調査によると、50%が賛成と回答したそうです(2009年12月24日毎日新聞朝刊)。1993年にも同じ調査をしたそうなんですが、その時は賛成は26%だったそうです。この十数年間で国民の意識はだいぶ変わったということですよね。

 ところが、反対と答えた人も42%いたそうなので、賛否両論あるということでしょうね。微妙な数字ですね。

 ちなみに、賛成と答えた人を年代別に見るとおもしろくて、20代が57%、30代が52%、40代が59%、50代が52%、60代が46%、70代以上が29%だったそうです。
 20代から50代までは、過半数以上が賛成しているんですね。半数を下回るのは60代以降、特に70代以上の人たちの回答が足を引っ張っていることになります。
 でも、だからといって、若い人ほど賛成かというと、そうとも言えなくて、一番賛成が多かったのが40代の59%なんです。その次に多いのが20代の57%なんですが、その後は、30代と50代の双方が52%で同数なんですね。
 それにしても、40代は何でこうも物わかりがいいんでしようね。そういえば、私も40代でした(笑)。

 最後に性別で見てみましょう。
 賛成と答えた人は、男性で47%、女性で52%だったそうです。思った通り、女性の賛成が上回っておりますが、男性陣も50%に迫る勢いですから負けてません。
 ちなみに、反対の人を見ると、男性47%に対して、女性は39%だったそうです。意外ですね。女性でも40%近い人が反対してるんですね。

 まあ、このように賛否両論あることはよくわかりましたが、一応選択制なんで、あまり目くじらたてずに、賛成してあげてもよいのではないでしょうか。