昨日、ビッグビジネスニュースが届きました。ご参考になれば幸いと存じます。

 中国発展改革委員会(中国最高発展企画戦略機関)からの情報は以下の通りです。

 2020年までに、上海の洋山港を中心とする’’三港三区’’を香港のような自由港(free port)にする計画を打ち出しました。

 第一ステップは、2009年から2010年までに、洋山港について保税区だけではなく、自由港(free port)としての機能を強化します。
 第二ステップは、2010年から2015年までに、香港を目指して、自由港(free port)を’’三港三区’’お呼び北外滩、陆家嘴及临港新城等に拡大します。
 第三ステップは、2015年から2020年の間、国際基準の自由港(free port)の機能と制度を確立します。

 つまり、中国政府は上海の一部地域を第二の香港とすることを目指し、国策として打ち出しました。中国経済への影響は計り知れません。
 実際には、今年5月に入り、洋山港における企業の営業税が免除されるなど、実務的な措置も試験的に始まりました。こうした措置について、これからさらに拡大されることが予想されます。
 仮に、貴社が今後上海においはて、投資活動を行うのであれば、以下の’’三港三区’’を拠点とし、活動することをお勧めいたします。

注 三港三区とは以下の通りです。

三港―――高桥港、浦东国际机场空港、洋山港
“三区”——外高桥保税区(含外高桥保税物流园区)、浦东机场综合保税区、洋山保税区

中国弁護士、経営学博士 宋煒