2009年8月7日付日経新聞によると、すかいらーくが、約3300人に及ぶ名ばかり管理職らに対し、残業代を支払うことになったそうです。
 それに伴って、残業代の支払いだけではなく、いわゆる名ばかり管理職を管理職ホストからはずすという調整も行うとか。これにより、グループ会社を除くすかいらーくの職員に占める管理職の割合は、73%から6%に下がるそうです。すごいですね。この大幅な減少も驚きですが、これまで管理職が73%もいたなんて。

 ちなみに、2008年9月以降の残業代も遡って支給するようなので、残業代の支払総額は、約15億円程度になるそうです。さすがに、大企業だけあって、スケールが大きいですね。
 しかし、大企業と言えども、15億円はかなりの出費のはずです。日頃からコンプライアンス経営を心掛けておこないと、巨額のキャッシュ・アウトを余儀なくされるということが教訓ですね。

 ちなみに、名ばかり管理職問題で話題を呼んだ日本マクドナルドも既に残業代の支払いを開始しているそうです。
 名ばかり管理職問題を抱えている業界全体に波及しそうですね。