実際の流れ(一例)

 最近行った保釈請求の流れについてご紹介します。

①準備

 事前に検察官から意見を聞き、水曜日に起訴されることがほぼ確実でしたので、それに合わせて、すぐに保釈請求できるよう、保釈請求書、資料を事前に準備しました。
 資料としては、被告人の家族に身元引受書を作成してもらい、被告人の職場の上司に仕事中の監督を約束する誓約書を作成してもらいました。また、被告人本人からも誓約書を取り付けました。

②請求書提出

 予定通り水曜日(午後3時頃)に起訴されたため、同日中にすぐに保釈請求書を裁判所に提出しました。

③検察官の意見・裁判官の面談

 水曜日のうちに裁判所から検察官の意見が聴取され、翌木曜日の午前中には裁判所から電話での面談が行われました。保釈請求書において、できるだけ詳しく具体的な主張を行っていたため、電話面談では、仮に保釈許可決定が出た場合どのくらいの時間で保釈保証金を納めることができるか等の確認がされただけで、短時間で終わりました。

④保釈許可決定・保釈保証金納付・保釈

 そして、同日(木曜日)午後2時頃に保釈許可決定がなされました。この件では、保釈保証金を用意してくれる身元引受人が遠方に住んでいたため、そこから準備をしてもらい、午後5時前に裁判所で保釈保証金を納付し、午後6時頃に勾留されていた警察署から保釈されました。