1 はじめに

 こんにちは。先日、横浜でも橋の上の路面が凍結していたのが原因で、計9台が絡むスリップ事故がありました。橋の上は、地上の道路よりも凍結しやすいらしいので運転される方は特に注意が必要です。

 とはいえ、いくら気を付けていたとしても、交通事故はなかなか避けられないものです。多くの方は、自賠責保険の他に任意保険に入っているかと思うので(自賠責のみの方は大変危険ですので、すぐに任意保険にも加入することを強くお勧めします)、事故が起きた場合でも、実際には保険会社が損害賠償金等を支払うことになるかと思います。

 スムーズに保険会社が支払ってくれるとよいのですが、現実には支払額やその必要性を巡って紛争になることも多々ありますので、今回は、そういったトラブルの防止につながるお話をしたいと思います。

2 事故直後から定期的に通院しましょう

 まず、よくあるトラブルとして、被害者が治療を継続したいにもかかわらず、保険会社側が治療継続の必要はないとして、治療費の支払いを拒否するケースがあります。

 その原因は種々あるのですが、一つには、被害者の怪我が治っていないにもかかわらず、通院を止めてしまったり、通院と通院の間隔を空けてしまった場合には、支払いを拒否される可能性が高まるといえます。というのも、通常事故当初ほど怪我が重いため、通院の頻度が高くなるものですので、通院を止めてしまったり、通院と通院の間隔が空けてしまうと、保険会社としては、通院を一旦やめた時点で治療の必要がないのではないかと疑問を持ち、支払いを拒否したいと考えるからです。

 したがって、怪我が治っていないのであれば、きちんと定期的に通院することをお勧めいたします。

3 怪我が治った後の通院費は支払われない

 先ほどとは逆の話で、怪我が治っている(または症状固定)にもかかわらず、定期的に通院さえしていれば、その期間の治療費や慰謝料を支払ってもらえるというのは誤解です。これは、当然の話なのですが、たまに誤解されている方がいらっしゃいますので是非覚えておいていただきたいところです。

4 事故後しばらくしてから通院頻度が高くなる場合

 このような場合、保険会社としては、被害者の精神的な問題で通院が長引いているというように判断しがちなので、なぜ通院頻度が高くなったのかを明確に説明できるようにしておく必要があるかと思います(できる限り担当医にお願いして診断書やカルテにしっかり記載してもらって下さい)。

5 まとめ

 今回は、通院に関するトラブル防止策についてお話しましたが、実際にはまだまだ保険会社とのトラブル原因があり、専門知識のある保険会社の担当者とご自身で交渉するのは難しい場合も多いかと思います。

 当事務所には、交通事故に関する問題を多数扱っている弁護士がありますので、お気軽にご相談下さい。
 当事務所の横浜支部は、横浜駅きた東口Aから徒歩7分のところにあります。横浜支部までの道順が分からない場合、ご案内致しますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

弁護士 森 惇一