1 はじめに

 こんにちは、弁護士の辻です。
 交通事故の法律相談をしていると、「この後遺障害診断書の記載内容で、後遺障害は取れるでしょうか。」といった相談をいただくことがあります。
 正直なところ、後遺障害診断書の記載内容が完璧であっても、その裏付けとなる検査所見によって、後遺障害が認定されるかどうかは異なりますので、後遺障害診断書の記載内容だけで、「第〇級〇号の後遺障害が必ず認定されます。」とはお答えしづらいです(目処はつけられますが)。

 ただ、逆に、「これは非該当と認定されます(または、これでは認定はありません等)。」とお答えできる場合はあります。
 今日は、上肢・下肢(手指と足趾は除いておきます。以下、同じです。)の関節可動域制限の後遺障害(機能障害)について、そのような例をご紹介したいと思います。