こんにちは!
先日、カネボウの化粧品トラブルについて書きましたが、本日はその続きです。

カネボウの化粧品の相談が引きもきらないのですが、こんなにたくさん重い症状が出ている方がいるんだと感じるばかりです。最初は「白斑」といってもどのようなものなのかピンとこないところがありましたが、実際に被害にあった方に会うと、本当に日々の生活で気になるものだなと思います。
白斑症状が出ているほとんどの方は、まさか化粧品によるものだとは思わなかったとおっしゃいます。そういえば以前、かゆくなったり赤くなったりしていたけれど、今思えばあれが始まりだったのかな・・・という程度の記憶しかないようです。

中には、肌にトラブルを感じて皮膚科に何年も通っていたという方もいます。いつか治ると信じて、すでにあらゆる治療を試みて来ておられます。ところが白斑は軽快していない。この治療はいつまで続ければいいのか…。そんな不安を抱えています。
一般的には、もう治療を続けても怪我が回復しない、というところまで至った場合(症状固定といいます。)、その怪我は後遺障害である、という位置づけになります。そして後遺障害については、慰謝料を請求することができることになります。

ところが、カネボウの立場としては、これまで治療を続けてきた人についても、カネボウの指定する医療機関での治療を勧めているようです。しかし、都市部はよいとしても、地方では指定の医療機関が自宅の近くにあるとは限らず、必ずしも誰もが簡単に指定の医療機関に簡単に通えるわけではありません。指定の医療機関に通わなければ、カネボウは症状固定と認めないのか?という疑問を感じた事案もあります。
すでに長期にわたって治療を続けて来ている人について、カネボウがどのような対応をするのか(慰謝料等の支払いに応じるのか)…私もそのような被害を受けた方の損害の回復に助力できればと思います。