こんにちは。
 弁護士の井上真理です。

 一般民事事件の中でも多い相談として、少し怖い相手とトラブルになってしまい、金銭を要求されているというものがあります。
 日常生活の中で、たまたますれ違った人、知り合った人とトラブルになったところ、相手がドスのきいた口調で脅してきて、法外な値段を払え、等と言われた、というようなものです。
 このようなケースは、交通事故、男女交際、商品売買、街中のケンカなど、いろいろなことをきっかけに起こりえます。

 このようなご相談をいただいた場合、原則としては民事事件としてお受けし、相手と冷静に話し合いをし、無茶な要求を断念させたり、お互いに妥協するポイントを探し、和解・合意に持ち込むことが目標となります。
 また、脅しがあまりにも悪質で、具体的にお客様や家族、職場などに危害、迷惑がかかりそうな場合、かかっている場合には警察などにも脅迫・恐喝等の刑事事件として相談しつつ進めることもあります。

 中にはお互いにそれなりに悪い、と言うようなケースもありますが、悪い部分は悪い、謝るところは謝る、だけど不当な要求、過大な要求には正々堂々と対応していくという姿勢が大事だと思います。

 弁護士が間に入るとそれだけでやばいと思うのか、相手の要求が収まったり、かなり減額されたりすることもよくありますので、効果がかなり期待できる分野と言えます。

弁護士 井上真理