2009年9月12日の日経新聞(夕刊)に、興味深い記事がありました。

 去る8月30日に行われた衆議院議員選挙で、民主党の比例近畿ブロックで出馬して初当選した渡辺義彦氏(53歳)が、破産手続き中だということでした。大阪地裁は、今年の3月27日、同人に対する破産手続開始決定を下したそうです。ということは、この間の選挙の5か月前に破産していることになります。

 別に自己破産の経歴のある人が国会議員になってはいけないなんて思いませんが、この人の場合、少々心配です。
 なぜなら、10年前に破産したことがあるというのならともかく、現在破産手続き中だということなんですね。ということは、この人の経済面における自己管理能力の低さは、過去の話ではなく現在の話なわけですよ。経済的に困っている人なわけですから、議員活動をする際に、国民のための議員活動ではなく、自分の経済的厚生のための議員活動をするのではないかという一抹の不安が残るんです。

 しかも、今回の選挙は、民主党にとっては、過去にない追い風、というか神風が吹いたわけで、その選挙で初当選できたわけですから、素人考えでも「まぐれ当選」みたいなものですよね。多くの小泉チルドレンが今回の選挙で屍を重ねたように、次回の選挙ではどうなるかわからない。つまり、分かりやすく言えば、いつ失業してもおかしくない議員さんなんですね。

 この人のお金の使い方については、しっかり監視しておかないといけないと心配するのは私だけでしょうか。