1 新人でも勝てる選挙区
さて、今回の選挙結果を踏まえて、新人候補者でも勝てる選挙区があります。
その前に、新人を定義しなければなりません。私が問題にしているのは、いわゆる地盤がなくても戦える選挙区かどうかを明らかにすることにありますので、親の地盤を引き継いだ新人は、新人とは呼べません。例えば、小泉元首相の二男・進次郎氏は今回新人として立候補してますが、彼の場合は、横須賀の小泉大名家の家督を相続しただけなので、新人とは言えません。小泉家は三代続いた大名家(笑)で、彼は3世議員です。
幸い、民主党から出馬した今回の新人議員さんたちは、2世議員ではないようですので、民主党の新人議員の選挙区は、とりあえず地盤なしでも戦える選挙区と言えそうです。
もちろん、それ以外の選挙区では地盤がなければ勝てないというわけではありません。
2 民主党新人議員の選挙区
民主党の新人議員が立候補し、見事議席を確保した選挙区は以下の通りです。
岩手2区、宮城2区・4区、秋田3区、福島1区、千葉2区・9区・10区、神奈川1区・3区・4区・13区・14区・16区・17区、山梨2区、東京4区・9区・10区・13区・14区・16区・23区、茨城1区・2区・6区、栃木1区、群馬1区・3区、埼玉8区・13区、新潟3区、石川3区、長野4区・5区、岐阜1区・5区、静岡3区・8区、愛知1区・6区・7区・10区・13区・15区、広島3区・4区、京都1区、大阪1区・2区・3区・6区・14区・15区・16区・兵庫1区・2区・4区・7区・10区、奈良3区、和歌山1区・2区、福岡2区・9区、長崎2区、熊本2区、沖縄3区・4区、香川2区、愛媛3区
みなさん、これだけの選挙区が新人により今回議席を確保されたわけです。これは、民主党の新人議員に限られますので、他党を合わせるともう少し増えます。
今後、政界進出を考えているみなさん、諦めないでくださいね。今、日本で最も有能な人材の不足している分野が政治です。特に若い人、頑張ってください。応援してます。