「はっきり言おう。慎重であるよりは、果敢であるほうがよいと断言する。運命の神は女神なのだから、彼女に対して主導権を得ようと思うなら、乱暴に扱うことが必要なのだ。
運命は、冷たいほど冷静に対してくる者よりも、征服したいという欲望を露わにしてくる者のほうになびくようである。
要するに、運命は女に似て若者の友である。若者は思慮に富んでいないがために、後々のことなど考えず、より激しく、より大胆に、女を支配するからである。」
-マキャヴェリ「君主論」
「運命は、なにか偉大なことをなそうとするとき、運命が与える好機に気づき、それを活用する気概にあふれ、才能にも恵まれた人物を選ぶものである。
反対に、破滅を呼びたいと望むときは、それに適した人物を選ぶ」
- マキャヴェリ「政略論」