何しに劣るべきと思うて 一度打ち向はば
もはやその道に入りたるなり
これは、ボクら弁護士のような専門職にとっては大変励まされる言葉です。
名人も人なら、我も人 同じ人間として劣るところがあろうかと奮起すれば、もはや名人への道に入ったも同然である、という意味です。
どんな名人・達人も一歩から始まります。大事なことはそれを目標にしているかどうかです。
ストア学派のセネカという哲学者も似たようなことを言っています。
山の麓で頂上を見上げ、「てっぺんまで登ってやろう」と思っている人間と、山の麓で戯れている人間とでは、同じ人間ではないと…。