野々村議員の号泣、ボクもテレビで観ました。兵庫県議会の議員でしたよね。
世界中で報道され、驚いた人、呆れた人、失望した人、いろいろいると思いますが、ボクはある種の感銘を受けました。
「さすが政治家!」だと…。
だって、あれができちゃう職業って、政治家以外にありますか?
真面目に仕事している政治家の方たちには失礼かもしれませんが、あんなパフォーマンスが出来るのは、彼が政治家だからです。
多分、弁護士にはできませんよ。ほかの職業の人もできない。
あの状況で泣けるなんて凄い!
元々、政治家という人たちは、訊かれた質問に答えたくない人種です。
政治家を揶揄する言葉で、「言語明瞭、意味不明瞭」っていうのがありましたよね。
誰でしたっけ?竹下さんでしたっけ?
竹下さんの場合は、質問には一応答えているんですが、のらりくらり説明するから何を言っているのか分からない。
号泣よりはマシかもしれませんが、聴いている者にとっては、意味が分からないという点で同じです。
質問に答えたくないという点では、竹下さんなどの従来の政治家と、今回号泣した野々村さんは本質的には同じだと思うんです。
但し、竹下さんと野々村議員には決定的な違いがあります。
それは、竹下さんは普通の人ですが、野々村議員の場合は心臓に毛が生えている。
仮にボクが政治家で、答えたくない質問を記者からされたら、竹下さんみたいに言語明瞭、意味不明瞭になるような気がします。
だって、あんな状況で号泣できるような度胸はボクにはないから…。
恥ずかしくって、とても無理。
どんなに悲しくても、涙なんか自然に止まっちゃう…。
このように考えると、あの野々村議員って、ただ者ではないですよ。
正直、大物です。
今後の野々村議員の活躍に期待します。