今日は、江東区の運転免許試験場に行ってきました。
運転免許の更新のためです。
実は、誕生日を過ぎていて、免許は失効しておりました。
ということで、最寄りの警察署で更新できず、わざわざ試験場に行く羽目になりました。
更新を忘れていた理由は2つあって、1つは、住所変更をしていなかったため、更新のハガキが届いていなかったこと、2つ目は、今までの免許がゴールド免許だったため、免許証の有効期間は10年だと誤解していたことです。よく考えたら、10年ってパスポートでしたよね(笑)。
幸いにも、誕生日を過ぎてから6ヶ月を経過していなかったので、1時間の講習を受けて更新できました。
ところで、1時間の講習で、おもしろいことに気づきました。
講習のテキストとして配布された「安全運転のしおり」に、死亡事故の発生状況の統計が紹介されていたのですが、ぶっちゃけ出来が悪い。
昨年(平成24年度)は、日本全国で4,411人の方が交通事故で亡くなられたそうなんですが、昨年度のワースト1は愛知県で235人、ワースト2は、北海道と埼玉県で、それぞれ200人でした。ちなみに、東京は4番目に死亡事故が多く、183人だそうです。
せっかくなので、ワースト5位以下を紹介すると、
5位 大阪 182人
6位 神奈川 179人
兵 庫 179人
8位 千葉 175人
9位 福岡 161人
10位 静岡 155人
この数字の何がいい加減かというと、死亡した人数で順位を決めていて、各都道府県の人口が全く無視されている点です。
実際、1位から9位までは、思ったとおり、首都圏と名古屋・博多・札幌を含む大都市圏です。余談ですが、一番死亡事故が少なかったのは徳島県で32人だとか。
こういう数字を発表するのであれば、人口を母数にしたうえでの都道府県別死亡事故発生率を教えて欲しいと思います。
欲を言えば、人口よりも都道府県別の自動車保有数を母数にしたほうがより正確でしょうね。
ボクは、大都市、特に首都圏の自動車保有率は地方都市よりもずっと低いと見ています。
さらにおもしろかったのは、東京都内の市区町村別の死亡事故です。
ワースト1からワースト5を紹介すると、
1位 板橋区 15人
2位 大田区 14人
3位 江戸川区 10人
4位 江東区 9人
5位 練馬区 8人
杉並区 8人
もちろんこの数字も人口は度外視。しかも、基準は、死亡事故の発生場所なのか死亡者の住所地なのか、それとも加害者の住所地なのか、よく分かりません。例えば、足立区に住んでいる人が六本木(港区)に遊びに行って、文京区に住んでいる被害者をはねて死亡させたら、どの市区町村の数字が変化するのでしょう?
ちなみに、このワースト5には、23区だけではなく、三多摩も含まれているのですが、どこもランクインしませんでした。
ちなみに、三多摩の死亡事故数をいくつか紹介すると、一番多い地区でも八王子市の5人、残りはいずれも少なくて、立川市3人、小平市1人、国立市2人、三鷹や調布は0人です。これも人口比はわかりませんが、もしこれが発生場所の数字であれば、三多摩は23区よりも安全な地域だと言えそうです。
いずれにしても、こういう数字を調べるときは、もうちょっと頭を使って欲しいですね。