弁護士 金﨑 浩之 

 本日、三谷大和スポーツボクシングジム主催のスパーリング大会がありました。

 ボクの試合は、「オヤジの部」(50歳以上)の第1試合でした。

 結果は判定勝ち。第1ラウンドでいきなりダウンを奪われましたが、その後、2回のダウンを奪い、逆転勝利の判定勝ちでした。

 でも、内容的には多くの課題を残す試合だったと思っています。

 さすがに練習通りとはいかず、端的に言うと、ボクシングというよりは、ただのド突き合いになってしまいました。ディフェンスを全く顧みず、防御する暇があったら一発でも多く殴ってやる、というお恥ずかしいボクシングになってしまったんです。
 「勝ちたい」という気持ちが全面に出てしまい、興奮状態で冷静さも失っていました。アドレナリン全開です。
 そんな状況下の中で、相手にダウンを奪われてしまったんです。

 ジムでやるスパーリングはもっと格好良く、ボクシングらしいボクシングができていたつもりでしたが、勝敗を決するガチの試合では、まるで素人のケンカのようになってしまいました。こんな状態でしたので、得意のボディー・ブローを全く使えませんでした。反省、反省。

 そこで、今後のボクの課題ですが、

1、試合でも冷静さを失わず、精神状態を平常通りにコントロールできるようにすること。

2、攻撃に頼り過ぎないように、ディフェンス力を強化すること。

3、相手の猛攻撃をかいくぐって、ボディー・ブローを正確に決めることができるようにすること。

4、フットワーク。特に、相手のパンチに対して回り込めるフットワークを身につけること。

5、顔面ばかりの攻撃に頼らず、顔面とボディーを打ち分けられる攻撃力を身につけること。

といったところでしょうか。

 でも、以外な発見もありました。

 それは、一番心配していたスタミナがなんとかなった点です。これは試合本番の良い意味での緊張感があったこともあり、普段の練習よりもスタミナは保ちました。
 決してボクはスタミナがあるほうではありませんが、これならば技術力でスタミナをカバーできそうだと感じました。今後は如何にして無駄にスタミナを消費しない綺麗なボクシングスタイルを確立できるかだと思っています。

 ということで、今回の試合はボクに多くの課題と教訓を残すことになりましたが、お陰様でオヤジの部で「優秀賞」の銀メダルをいただき、気持ちのよいデビュー戦を飾ることができました。
 これも、今回の試合に向けて指導してくれたイマオカ・ボクシングジムのマネージャ-やトレーナーの皆さん、また八王子中屋ジムのトレーナーの皆さん、そして試合当日の具体的な戦術を指導してくれたプロ・ボクサーの林崎さんなど、多くの方々の応援があったお陰です。
 また、各ジムの友人や高校時代の幼馴染みなど、多くの友人も応援に来てくれました。
 ありがとうございました。

 何とか勝利できたので、応援に来てくれた人たちの期待に応えることができてとても嬉しいです。

 次の試合も頑張ります。