スパーリングとは言っても軽いやつです。
中屋ジムでは当てマスと呼んでいます。寸止めでやるのをマスボクシングと言いますが、当ててもよいマスボクシングという意味です。
中屋ジムでは、ガチで殴り合うものだけをスパーリングと呼んでいるのです。
でも、当てマスとは言え、ちゃんとヘッドギア―もマウスピースも着用します。何せ、相手に当ててもよいわけですから、安全のため。
ということで、スタイルはスパーリングと変わらないわけですけれども、本来のマスボクシングと違って、けっこう緊張感はあります。
なぜかというと、当てマスとは言っても、お互いに殴り合うと、段々マジになってきて、気づいたらスパーリングになっていた、なんてことも珍しくないからです。
先日、弟なんか、肋骨が折れちゃいました。マスボクシングなのに…。
ということで、当てマスは緊張感もあって、ボクシングをやっている実感がわきます。だから、ボクにとってはスパーリングなんです。
八王子は遠いので週2回しか通えませんが、中屋ジムに行った時には、できるだけ、この当てマスと呼ばれるスパーリングをやらせてもらっています。
共栄ジムの佐藤洋太選手が、「ボクシングの技術を向上させるのはスパーリングだけだ」と言っていたそうですが、本当にそう思えます。
ボクも、少しばかりシャドーボクシングは格好よくできるつもりなんですが、実際にリングの中で対戦するとシャドーのようにはなりません。
シャドーだと格好よくできる連打(コンビネーションブロー)も、スパーリングでは全然使えない。そもそも、左ジャブをちゃんと当てていくのが難しい。相手がいるのといないのとでは、全く違います。
ということで、最近では、シャドーボクシングでも、左ジャブとワンツーを中心に組み立てて練習しています。
やっぱり左ジャブとワンツーが基本だということは、実際にスパーリングをやってみるとそう思いますね。
最近、益々ボクシングが楽しくなってきました。