医学部出身の友人から聴いたのですが、医学部には、関係者の間で信じられているおもしろい(と言ったら、不謹慎かな)都市伝説があるそうなんです。

 それは、「壁に耳あり」という都市伝説です。

 これは皆さんもよくご存じのことわざですが、このことわざにちなんだ都市伝説が医学部にはあります。

 いつ頃の出来事か分かりませんが、某私大医学部の解剖実習でその事件は起こったそうです。

 それは、解剖で献体されているご遺体の耳を医学部の学生が切り取り、その耳を壁にくっつけて、「壁に耳あり」と言ってふざけてしまった。これが大問題になり、その学生は退学処分になってしまったとか…。

 で、この事件がどこの大学の医学部で起こったのかというと、当時、関東一円で最も偏差値が低い某大学の医学部である、ということになっているそうです。これが真実ならば仕方がないと思いますが、そうでなかったら、この大学、いい迷惑ですよね。

 では、どうしてその学生はそんな悪ふざけをしてしまったのでしょうか。

 その点については、ある大学の医学部教授によれば、解剖実習の見学に来ていた看護学生、もちろん看護学生なのでほとんどが女性だと思いますが、この看護学生へのウケ狙いで、医学部の男子学生が調子に乗ってやってしまったそうです。
 この都市伝説にはちゃんと”犯行動機”まで解説付きなんですね。

 医学部で長年語られている都市伝説であり、大学教授がその動機についてまで解説されているわけですから、多分医学部関係者の間では信じられている都市伝説だと思います。

 でも、皆さん、これ本当に起こった話なんですかねえ。ボクはちょっと疑問です。