「そんなの当たり前じゃん!」という反応が返ってきそうです。
ボクも当たり前だとい思います。優しくない男のほうが好きだなんて悪趣味ですから。だから、考えるまでもなく当然と言えば当然。
しかし、問題はそこではないんです。
「好みのタイプの女性は?」と訊ねられて、「優しい女性」と答える男はあまりいません。では、男が優しくない女を好むのかというと、決してそんなことはありません。
男だって、優しい女が好きです。それなのに、好みのタイプは?と訊かれても、「優しい女性」とは答えないんです。
ところが、ところが、女性の場合は、ほとんど全ての女性が「優しい男性」だと答えます。
おそらく、この差は、優しさをどれだけ重視するかというプライオリティーの違いからくるのではないでしょうか。
たぶん女性にとって、何よりも重要な条件は男の優しさだ、ということなんだと思います。
そうすると、です。
ではなぜ、女性にとって、”男の優しさ”がトップ・プライオリティーなのか、です。
ここからがボクの分析なんですけど、ついに分かっちゃったんですよ、なぜなのか…。
この背景には、生物学的というか、本能的というか…、より根源的な理由があったんですね。
女性というのは、言うまでもなく”子どもを授かる性”です。
そして、女性が我が子と自分の生活を守るためには、男がふらふらとどこかへ行かれてしまうと困るわけです。ちゃんとつなぎ止めておいて父親としての責任を果たしてもらわないと困ります。
そのためには、女性は、何としてもその男を自己のコントロール下に置きたい。
では、どのような男が自己のコントロール下に置けやすいのか。
そうです。”優しい男”なんです!
例えば、夫が浮気したとしましょう。もしこの夫が冷たい男であれば、自分が浮気をしておきながら開き直り、時に逆ギレなどして、奥さんをポイ捨てすることも厭わないでしょう。こんな男、女性にとって最悪です。
でも、”優しい男”だったらどうなるか。
涙のひとつでも流せば十分です。
「ごめん、君を悲しませて悪かった。もう二度とこんなことはしない。誓うから。赦しておくれ…」などという展開になっちゃうわけです。
う~ん、確かに、男が優しいことは、女性にとって非常に重要だという気がしてきました。
このようなレベルになってくると、もはや女性のDNAに情報として組み込まれていると言っても過言ではありませんね(笑)。
どうです?生物学的でしょ。
もし人間を創ったのが神様だとしたら、こんな深謀遠慮なからくりがあったのかあ、と感心してしまいます。
ちょっとした、ボクなりのささやかな発見でした。