とは言ってもアマチュアの試合ですけど…。
アマチュアの試合だということもあるかと思いますが、やっぱり攻撃の主体はパンチでしたね。20試合くらい観ましたけど、キックによるKOシーンはひとつもありませんでした。
やはり、キックで相手を倒すのは容易ではないようです。
手数もキックよりはるかにパンチが中心でした。大してダメージを与えられないキックよりも殴った方がはやい、ということなんでしょうかね。1発蹴る暇があったら、5発くらい殴れますから。
そうすると、キックボクシングの試合で断然有利なのは、ボクシングからキックボクシングに転向した選手ではないでしょうか。特に、足技の技術力に限界があるアマチュアの場合は。
ボクシングから転向した人であれば、殴り合いになったときに、パンチの技術力が勝っているので有利です。しかも、そのボクサーは、キックボクシングに転向しているので、相手のキックに対する基本的防御の技術も体得しているはずです。
そう言えば、K1で有名だった魔裟斗も、ボクシング出身者だったと思います。
ボクは若い頃、極真空手をやっていたので、蹴り技の基本はけっこう分かるんですけど、空手の場合はどうしても足技が主体になります。空手は素手で戦うため、顔面パンチが基本的に禁じ手となっているからです。
でもキックボクシングは違います。グローブを付けるので、もちろん顔面パンチがあり。しかも、パンチの方が技術的に簡単ということになれば、パンチに依存した戦い方になってしまいます。
であれば、やっぱりボクシングでパンチの技術力を磨いておいたほうが、キックボクシングでも有利に戦えると思いました。
ボクは今、ボクシングのジムに週3回程度通っていますが、もう少し上手になったら、キックボクシングに転向してみようかな、と思っています。