65期の司法修習生も、あと約3ヶ月弱で修習を終え、弁護士としての人生がスタートします。

 うちにも、4名の新人弁護士(65期)が来年の1月に入所予定です。

 ところで、東京弁護士会から、会員の弁護士宛に、「修習生・修習予定者の採用について(お願い)」と題するチラシが送られてきました。

 さて、その内容を読むと。平成24年9月24日現在で、就職を希望している66期修習予定者の「ひまわり求人就職ナビ」登録者数は、1135名とありました。合格者は2000人を越えており、修習生の100%近くが就職希望であることを考えれば、この数字はそのうち、2000人に達すると思われます。

 これに対し、法律事務所の求人登録数は165件だそうです。法律事務所よっては、複数人募集しているところもありますが、1名募集のところもたくさんあると思います。仮に多く見積もって平均3名募集していると考えたとしても、東弁会員の法律事務所に就職できる修習生は、500名程度です。

 そうすると、一弁、二弁、地方弁護士会で、残りの1500人程度の修習生を収容しなければないことになります。

 もちろん、この推定は、1法律事務所が平均3名募集しているという前提で計算していますが、多くの事務所が1名募集だと思いますので、実際に就職できる修習生はもっと少なくなるでしょう。

 ちなみに、東京弁護士会は、昨年度の一括登録時の未登録者(64期)が400名だったことから、今年も約400名が未登録になるのではないかと推測しているようです。