自民党の総裁選が終わりました。
最初の投票では石破さんがトップの得票数だったそうですが、決選投票で逆転して、安倍さんが選任されました。
自民党は珍しく総裁選で5人も候補者が立ったんですけど、安倍さんが選ばれていることを考えると、自民党もやっぱり人材がいないんだなあ、と思いました。
安倍さんって、ご存じの通り、首相経験者ですけど、特に何か実績を残したという記憶がありません。大きな失敗もなかったと思いますが、記憶にあるのは、その当時の閣僚の不祥事が次々起こり、安倍さん自身は何もしていないのに、任命責任を問われた、そんな程度でしょうか。
でも、個人的には首相としてもパッとしなかった人ですから、その人が総裁として次の総裁選で勝てるんですかねえ。石破さんのほうがよかったのではないか、と思います。
ところで、石破さん、今回の人事で幹事長に就任しましたよねえ。
党内をまとめるために、決選投票の相手だった石破さんを取り込みたいのは分かりますけど、これは失敗だったと思います。
まず、自民党にとって失敗です。仮に安倍さん率いる自民党が選挙で勝って、安倍さんが総理になったとします。安倍政権が何か問題を起こせば、幹事長である石破さんも同罪です。次の総裁カードで石破さんを切れません。
次に、石破さんにとっても失敗です。せっかく、総理の椅子に近い人なのに、安倍政権が失敗すれば、一蓮托生で葬り去られるリスクがあります。
自分が総理になって失敗したのであれば諦めもつくかもしれませんが、安倍政権のとばっちりを受けるんですよねえ。
ボクが石破さんの立場だったら、断りますけどね。オマエごときと心中できるか、ってね。
【記事公開日】2012年10月1日
自民党の総裁選
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