ボクが小学生の頃、学校の校庭でUFOを観察するのが流行りました。

 実際にボクは、UFOを見たことがあります。

 実は、UFOを見るのは簡単です。なぜならば、UFOとは、

   Uncertified  Flying  Object

ですから、空を飛んでいるモノが一体何か分からなければ定義上UFOになるからです。

 したがって、UFO=宇宙人が乗っている空飛ぶ円盤、ではありません。飛行機かも知れない、鳥かもしれない、何だかわからない、ということであれば、それはUFOです。

 逆に、宇宙人が乗っている空飛ぶ円盤であることが確認できれば、その段階でUFOではなくなります。

 ということで、ボクは子どもの頃にUFOを見たことはあるけれども、宇宙人が乗っている空飛ぶ円盤を見たことはありません。

 でも、ボクは宇宙人はいると思っているんです。

 見たことはありませんが、これはボクなりの合理的な推論です。

 まず、そもそも確実に言えることは、地球に住んでいるボクらは宇宙人です。

 したがって、地球以外にボクらのような生命体が生息している星がほかに存在するのか、が問題の所在です。

 議論の対象となる宇宙人にはボクらは含まれていないはずですから、もし地球のような星がほかになければ、宇宙人は(ボクら以外には)存在しないということになります。他方、もしも地球のような星がほかに存在すれば、宇宙人は存在するということになります。

 そして、広い宇宙の中に、地球のような星が存在するはずだ、というのがボクの推論なんです。

 なぜなら、広大な宇宙に、人間のような生命体が住んでいる星が地球しかない、と考えることが不自然だからです。

 それなのに、ボクらが他の星の宇宙人に会えないのは、単純に移動手段の問題だと思います。どこに地球のような星があるか分からないのに、ボクらは宇宙人に会うための移動手段を持たないし、宇宙人のほうもボクらに会いに来る移動手段を持っていない…。だから、出会えないんだと思います。

 ボクが今後宇宙人に出会える可能性は皆無ですが、この広い宇宙のどこかに宇宙人はいると思っています。