選挙権の年齢を現在の20歳以上から18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が昨年の6月17日に可決、成立しました。改正された公職選挙法は今年の夏の参院選から適用され、18、19歳の約240万人が新たに有権者になります。より多くの若者の意見を国会に反映させることが可能になった、今回の公職選挙法の改正はとても良いことであったと思います。
昨年、国会では集団的自衛権の合憲性や安全保障関連法制の議論が過熱し、同法制は可決、成立しましたが、その際、国会の外では多くの若者が安保法制に反対の声を上げるデモ活動を行いました。
私自身も司法試験を受験していたときに、憲法を勉強していましたので、民主主義の重要性を知っていました。このデモ活動に関する報道ニュース等を見て、若者にも民主主義を守ろうとの意識が強く根付いていることを感じ、同世代の者として素直にうれしいと感じました。
国会の構成員である国会議員は、全国民の代表として選挙によって決定されます(憲法43条1項)。若者の声を国会に反映させるためには、多くの若者が選挙に行き、自分が良いと思う人に投票することが重要であると思います。
公職選挙法が改正されて、せっかく、多くの若者に投票の機会が与えられたのですから、自分の意見を国会に伝えるために、是非、参院選の際には投票所へ投票に行かれてはいかがでしょうか。
一人ひとりの意見が集結することで、若者の意見も大きなものとなり国会を動かすことができるかもしれません。