弁護士 吉成安友

 

こんにちは。弁護士の吉成です。

 

今回は、債権回収の確実性を高めるという観点から、契約締結段階で留意すべき事項についてお話ししたいと思います。

 

1 支払猶予期間の短期化

当然のことながら、支払期限が先であればあるほど、取引先の財務状況悪化などのリスクが大きくなります。契約締結時においては、まず、支払期限を可能な限り早くしてもらうに要請すべきです。

例えば、仮に、相手方がどうしても1ヶ月先でないと払えないという場合でも、半額については2週間後までに払うよう交渉するなどしてみるのが良いと思います。

  

2 契約書の作成

 売買を初め多くの契約においては、契約書の作成は契約成立の要件ではなく、口約束でも契約は成立します。

しかし、そうであっても、契約書の作成は不可欠といっていいほど極めて重要です。

契約締結後に契約内容等についての見解の相違が出てきたり、言った言わないの話となったりして、紛争が生じることも少なくありません。訴訟になった場合、契約書がないと厳しい場合が多いです。

ただし、適切な内容の契約書でなければ効果は激減します。そこで、以下の点に留意すべきです。

(1) 一般的留意点

・ 契約の内容を正確に明記する。

* 一般に出回っている書式をそのまま流用するだけだと、個々の契約の実態にそぐわない場合もあるので、重要な契約については