世の中の進歩というのは、なかなか目を見張るものがあります。私の中学生頃と比較すると、現代社会は個人の接続できる世界、情報が大きく広がっていると感じます。

そんな時代の刑事的問題として、匿名掲示板やSNSなどインターネット上の各種サイト、サービスが介在する犯罪が表れるようになったことがあげられると思います。犯罪予告で業務妨害、誹謗中傷の書き込みで名誉棄損、わいせつ物絡みや著作権法違反、度を越したいたずらやバカ騒ぎの投稿、最近も交換ストーカー事件で話題に上った「闇サイト」なるものなどなど。ここ10年20年で問題となりだした形態のものが多く、取り締まる側も既存の法の解釈を駆使したり、新規立法を行なったりなどして対応しています。

ところで、このような犯罪類型についての報道を見ていると、至って普通の人がこのようなことをやらかしていたり、やった後に「軽い気持ちだった。こんな大ごとになるとは思わなかった。」といった旨の供述をしていることがままあるように思われます。多分に、その理由としては、「誰にでもできる。簡単にできる。」という性質を持つ形態が多いせいだと思われます。特に、単純な書き込みくらいや、いたずらの自慢程度の場合には。

私もこのような相談を受けることがありますが、相談者を見て本当に普通の人だなと感じることが多いです。逆にいうと、普通の人でも魔がさして犯罪に手を染めかねないのが、ネット上での振る舞いについての一番の注意点であると思います。自分自身や身内がこのようなことに及ばないよう、注意を払う必要があるでしょう。(どのようにと言われても、まあ困るものですが。)

自分のネット上の行動や、家族など身内知り合いにつき不安があれば、ご相談のご検討も。