脳梗塞

①好発:中高年で動脈硬化の危険因子(高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、大量飲酒)を持つ人、心疾患を有する人、高齢者で高血圧を有する人
②片麻痺、感覚障害、構音障害、失語・失認
③CT→(超急性期)正常かearlyCTsign、(急性期~慢性期)低吸収域
④MRI→(超急性期)拡散強調像で高信号域、(慢性期)T1強調像で低信号域、(急性期~慢性期)T2強調像、FLAIR像で高信号域
⑤CTA、MRAで脳動脈に高度の狭窄や閉塞を認める

治療

・急性期の治療
血栓溶解療法rt-PA,ウロキナーゼ)
・脳保護療法(エダラボン)
・抗血小板療法(オザグレルナトリウム、アスピリン)、抗凝固療法(アルガトロバン、ヘパリン)
・抗脳浮腫療法(高張グリセロール)

アテローム血栓性脳梗塞

・症状:安静時(睡眠中に発症、起床時に気付く)に発症することが多い
    片麻痺、構音障害、失語、意識障害
・治療(急性期・~3時間)血栓溶解法(rt-PA
   ( 3時間~6時間)血栓溶解療法(ウロキナーゼ)
   (超急性期~急性期)脳保護療法(エダラボン)
             抗血小板療法(オザグレルNA,アスピリン)
             抗凝固療法(アルガトロバン)
             抗脳浮腫療法(グリセロール)
・一過性脳虚血発作(TIA)の先行が20~30%
・一過性脳虚血:アテローム硬化の表面に血栓が形成され、一部(微小塞栓)が末梢の動脈を一過性に閉塞する
一過性の脱力、片麻痺、失語、黒内障
・多くは微小塞栓がすぐに溶解し、再開通するため、数分で症状は消失する。
・治療:速やかに原因の検査を行い治療を開始する(原則入院治療)
 ↓
アテローム血栓性脳梗塞
・安静時に好発
片麻痺、感覚障害、構音障害
・血栓が大きくなり内腔を閉塞すると、脳梗塞を発症する。
・血管狭窄は徐々に進行するため、側副血行路が発達している事が多く、発症較的症状が軽いこともある。
・血栓が拡大した場合、側副血行路による血流が不十分であった場合などでは、進行性に症状が悪化する。

脳梗塞診断におけるCTとMRIの特徴

・CT→出血性か虚血性かの鑑別ができる
・CT→超急性期(発症後24時間以内)の脳梗塞を検出できない
・MRI→特に拡散強調画像は超急性期の脳梗塞の検出に優れている。

血栓溶解療法の適応

発症3時間以内→rt-PA適応検討→適応有⇒rt-PA靜注療法
                →適応無⇒ウキロナーゼ適応検討
 発症3~6時間以内→          ウキロナーゼ適応検討
          適応有⇒ウキロナーゼ局所動注療法
 発症6時間以降  適応無⇒血栓溶解療法の適応なし