(1)中咽頭癌とは

中咽頭(口をあけたときの突き当りに相当する部分)に発生する癌である。
鼻や口、顎(あご)、耳、のどなど、鎖骨より上の脳より下の部分を頭頸部といい、頭頸部に発生する癌を頭頸部癌という。
中咽頭癌の発生頻度は、頭頸部癌の発生頻度のうち10%前後である。

(2)中咽頭癌の症状

初期段階ではほとんど自覚症状が見られない。
進行すると、
①喋りにくさ
②出血
③呼吸困難
④嚥下痛
⑤咽頭の異物感
⑥咽頭痛
 等の症状がみられるようになる。

(3)中咽頭癌の検査

視診、触診、ファイバースコープによる観察、病変が疑われる部分の組織を採取したうえでの病理組織検査(生検)、CT、MRI、PET検査など。

(4)中咽頭癌の治療

初期段階であれば、抗がん剤治療や放射線治療(外照射、組織内照射)を行う。
抗がん剤治療や放射線治療を行っても癌が残ってしまった場合には、手術を行う。
手術には、再建手術、頸部郭清術(リンパ節と周囲の組織を癌と共に摘出する手術)がある。

弁護士 藤田 大輔