サイナスリフト

 上顎の側面の歯肉を切開し、歯槽骨をシュナイダー膜にあたるまで四角く切り取り、露出したシュナイダー膜を丁寧に歯槽骨下端から剥離させていく。そして、その持ち上げられたシュナイダー膜と歯槽骨の間に骨充填する。通常は、この状態で5か月程待って、充填した骨が安定したころ、フィクスチャーを埋入し、更に5か月程待つ。最後に、アバットメント、人工歯を装着して完了。

 サイナスリフトにも1回法といって、骨充填と同時にフィクスチャーを埋入させるやり方も存在する。ただ、サイナスリフト1回法は、歯槽骨が薄い場合には初期固定が得られないとの問題もある。

判例

東京地裁H5.12.21判タ847

判例で、インプラントの際の感染症の予防義務について主張されているが、判断されていない。

「感染症防止上の過失
 前記のごとく、骨膜下インプラントにおいては手術範囲が広く粘膜治癒が難しいのであるから、その施術をした場合には、抗生物質を十分投与するなど感染を防止するために十分な措置を講じなくてはならない。」(原告の主張)