慢性閉塞性肺気腫

・人間の体にとって有害な粒子やガスを吸い込んしまうことで、肺や気管支が炎症を起こし、それがもとになって進行性の気流制限(呼吸が上手くできなくなること)が現れる病気

・慢性閉塞性肺疾患(COPD)の一分類

・肺気腫による肺の破壊(肥厚した気道壁、肺胞壁の破壊、気腔の拡大、毛細血管の破壊)
 →咳、痰、息切れ、風邪をひきやすい、動悸、呼吸困難等の症状

・40歳以上、喫煙歴があり、慢性的な咳、労作時呼吸困難があるとき
 →慢性閉塞性肺疾患(COPD)を疑う。

確定診断

 気管支拡張投薬後のスパイロメトリー(肺に出入りする空気の量を測定する検査)での「1秒率(FEV1%)<70%、及び他の疾患の除外
 1秒率(FEV1%)【最大呼気後、1秒間に呼出できる空気の全呼出量に対する割合】の計算方法
 1秒率(FEV1))=1秒量(FEV1)÷努力性肺活量(FVC)×100 

治療

 根本的治療はない
 ① 禁煙
 ② 呼吸リハビリ(呼吸訓練(口すぼめ呼吸、)運動療法)
 ③ 薬物療法(気管支拡張法、吸入ステロイド)
 ④ 在宅酸素療法

予後

 病気の進行が直接生命予後に呼吸不全として影響するまでは、相当の時間を要する。
 経過中に発症した肺炎などの感染症や肺癌、虚血性心疾患が死亡原因になることが多く、合併症を予防していく注意をする。

COPDの急性憎悪

 急性憎悪とは、呼吸困難、咳・痰の増加、喘鳴が悪化した状態。
 →病気がⅢ期、Ⅳ期の場合は入院管理
 (酸素投与、ステロイド薬全身投与、抗菌薬の投与等)