(1)尿路結石

 尿路結石とは、尿路系に存在する固形の粒子、もしくはその粒子が尿路に詰まってしまう疾患である。

(2)尿路結石の症状

① 疼痛
② 悪心
③ 嘔吐
④ 血尿
⑤ 二次感染による悪寒と発熱
など。

(3)原因

 一般的な危険因子としてはカルシウムまたは尿酸塩の排泄量増加、または尿量の減少によって尿中塩濃度の上昇をもたらす疾患である(高カルシウム尿症、高シュウ酸尿症、高尿酸尿症が原因となる)。

 尿中に含まれるカルシウムやシュウ酸などが、腎臓や尿路において結石化して、尿路などに詰まる。
 多くの場合、腎臓から結石が尿路に降りてくる。結石の成分としては、カルシウムを含むものが80%を占め、シュウ酸塩、リン酸塩として存在する。

(4)診断方法

① 尿検査

一般的には肉眼あるいは顕微鏡で血尿が見られる。しかし、結石が複数存在していても尿が正常なことがある。
尿中に結石が出てきた場合、組成は結晶学的分析で判定すべきである。

② 画像診断

非造影らせんCT、腹部超音波検査、単純X線撮影

③ 血液検査

(5)治療方法

① 保存療法

排石促進剤(ウロカルンなど)の投与。
溶解療法として、尿酸結石やシスチン結石ではクエン酸製剤(ウラリット)の投与。

② 積極的治療

体外衝撃波砕石術、経皮的腎砕石術、経尿道尿管砕石術

③ 生活習慣などの改善

1日2ℓ以上の飲水や適度の運動、バランスのとれた食事を心がけるように説明する。

弁護士 藤田 大輔