上顎洞底挙上術

 上顎臼歯部でインプラント体の埋入に十分な歯槽骨高径が不足している場合に、上顎洞底を拳上し、そこに骨形成を行う方法。
 ラテラルウインドウ法とソケットリフトの方法がある。

ラテラルウインドウ法

 上顎洞前壁の骨を、上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を破損しないように開窓し、ここからアプローチして上顎洞粘膜を上顎洞底骨面から拳上する。拳上された洞底部に骨移植を行い、骨形成を図る方法。

ソケットリフト法

インプラント体の初期固定が期待できるだけの骨量(4~7mm)が残存する例に、インプラント体埋入と同時に行う方法。インプラント体埋入のためのドリリングを上顎洞底の皮質骨まで行い、専用のオーステームを用いて一層の皮質骨を槌打し拳上する方法。

違い

ソケットリフトはラテルウインドウ法に比べ侵襲が小さい。
偶発症としてのインプラント体の上顎洞迷入はソケットリフト法の症例に多い。