蓄膿症(副鼻腔炎)

 鼻腔の周囲には、副鼻腔という粘膜に覆われた空洞が存在する。鼻腔の炎症は副鼻腔に波及することがあり、この炎症を副鼻腔炎と呼ぶ。
 副鼻腔炎による粘性の鼻水・鼻づまり、痛み、腫れが生じる。

内視鏡鼻内副鼻腔手術

手術の目的

・炎症により腫れあがった、病的な粘膜を取り除く。
・副鼻腔と鼻腔の間に交通をつけて、膿汁などの貯留が起こらないようにする。

手術方法(内視鏡下鼻内副鼻腔手術)

・全身麻酔 ・鼻内法・・鼻の穴から内視鏡と手術器具を入れる。
・病的な粘膜や薄い骨の隔壁を取り除いて副鼻腔と鼻腔の間に交通をつけた上で、止血をする。(篩骨洞を開放し、前頭洞を十分に交通をつけ、上顎洞膜様部も開放して、上顎洞にポリープなどがあれば、開放したもう膜様部を通して切除する。蝶形骨洞に病変があればこれも開放する。)
・抗菌薬入りの軟膏をしみ込ませたガーゼを鼻の中に詰めて止血。

手術適応

・保存的治療(鼻ネブライザー、吸入治療)が無効な例
・高度の鼻茸を有する場合

起こりうる合併症

・副鼻腔の上方には脳が入っている空間があり、脳脊髄液が鼻の方に漏れる膵液漏や髄膜炎が起こる場合がある。
 ←これが脳梗塞にどうつながるのか??

麻酔のリスク

高齢者は、基礎疾患のない人に比べて合併症のリスクが高くなる。
・脳梗塞:発生率は約1万人に1人と報告されている。
脳梗塞の既往では危険性が高くなる。