用語等

ヨードチンキ

組成:100ml中日局ヨウ素6g ヨウ化カリウム4g、エタノール適量
用法・用量:5~10倍に希釈し、1日2~3回患部・皮膚に塗布
禁忌:ヨード過敏症
副作用:ヨード疹等の過敏症状、刺激症状(皮膚)

ヨウ素(局所消毒薬)

製品(歯科用):ヨードグリコールパスタ「ネオ」
組成(歯科用):100g中5g
効能・効果(歯科用):歯肉・髄腔の消毒
副作用:ヨードホール製剤の使用によりアナフィラキシー様症状が現れること有

ヨウ化カリウム

副作用:
重大なものとして、
① ヨウ素中毒:喉頭炎、気管支炎、声門浮腫、喘息発作…唾液腺腫脹…胃炎等
 進行すると、発疹…微熱…等
② ヨウ素悪液質:皮膚の粗荒…全身衰弱、心悸亢進、抑うつ、不眠、神経過敏…骨盤痛等

その他として、
・過敏症状
・悪心・嘔吐、胃痛、下痢、口腔・咽喉の灼熱感…等
・風邪症状、不規則性心拍…原因不明の発熱、首・咽喉の腫脹等

エタノール

副作用:発疹等、刺激症状(皮膚)

アナフィラキシーショック

薬物等の特異抗原によって、Ⅰ型アレルギー反応が生じた結果、血管透過性亢進などの作用をもつヒスタミンやロイコトリエンが遊離し、呼吸困難等を伴うショック症状を呈する。

誘因:抗菌薬等の薬剤服用など
診断:血管浮腫、悪心、腹痛、動悸、喘鳴、呼吸困難などのうち2臓器以上で症状があり、血圧低下や意識消失に至る場合
治療:
1.気道の確保
2.酸素投与、人工呼吸
3.血圧の確保、輸液
4.薬剤投与

アナフィラキシー様反応

Ⅰ型アレルギーに反応してIgEを介さずに化学伝達物質が放出され、同様の症状を呈する。
アナフィラキシーショックとアナフィラキシー様反応とは、発生機序が違うが、臨床的には両者の判別は困難であり、臨床的には双方をアナフィラキシーとして扱われている。臨床症状は同様であり、急性期の治療は同様。

誘発薬剤として消毒薬は主ではないようであるが、消毒薬による症例もある。

過失の構成

・問診の是非
・適応判断
・投薬方法
・観察方法
・救命処置の是非 等

アナフィラキシーは発症後の迅速な処置が最も重要とされ、裁判例上、結果と発症後の措置との因果関係は認められやすい。

弁護士 池田実佐子