乳癌の組織学的分類と疫学

 弁護士 金﨑 浩之


Ⅰ 乳癌の組織学的分類

1 非浸潤癌              頻度 14.4%

 ① 非浸潤性乳管癌            14.2%

 ② 非浸潤性小葉癌            0.2%

2 浸潤癌

 ① 浸潤性乳管癌              85.2%

   ・乳頭腺管癌               25.7%

   ・充実腺管癌                13.7%

   ・硬癌                    31.8%

 ② 特殊型                   9.8%

   ・粘液癌                  3.0%

   ・浸潤性小葉癌              3.4%

   ・その他

Ⅱ 整理

 ・乳癌全体に占める浸潤性乳管癌の割合は、85.2%に及び、ほとんどの乳癌がこれに当たる。

 ・浸潤性乳管癌の中で最も多いのは、硬癌の31.8%である。

 ・特殊型は、粘液癌や浸潤性小葉癌のほか、随様癌、腺様囊胞癌、扁平上皮癌、管状癌など多種多様であるが、全体に占める特殊型の割合は、10%足らずであり、粘液癌と浸潤性小葉癌を除けば、そのほとんどが1%未満である。

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参考

2009年次全国乳癌患者登録 乳癌33,523例の組織型別症例分布より抜粋