1 感度と特異度

①「感度」が髙い検査とは

-「陰性」の時に、「除外診断」に優れている。
Sensitivity Negative rule Out = SnNout

cf インフルエンザ陰性→ インフルエンザではない。

②「特異度」が高い検査とは

-「陽性」の時に、「確定診断」に優れている。
Specificity Positive rule In = SpPin

cf インフルエンザ陽性→ インフルエンザである。

③感度と特異度の関係

・通常はトレードオフの関係
→感度が高ければ特異度は低い、感度が低ければ特異度は高い、という検査が多い!

2 感度と特異度-どちらに気をつけるべきか

-「感度」に気をつけるべき

理由

・「陽性」と出れば、「疾患のない人」(=偽陽性)が含まれていても、精密検査にまわされるので、最終的に白黒つけられる。

・「陰性」と出ると、「疾患のある人」(=偽陰性)が含まれていても、それで検査を終了してしまえば、疾患のある人を見逃してしまう。

3 臓器(疾患)特異的な指標 vs 全身状態を表現する指標

-臓器(疾患)特異的な指標を重視すべき

理由

・全身状態を表す指標
 →体温、血圧が高いからと言って、「肺炎」だとは言えない。

・臓器特異的な指標
 →酸素飽和度に問題があれば、「肺炎」の可能性が高いと言える。

4 「診断」の指標となる検査 vs 「治療効果」の指標となる検査

-「診断」の指標として有効な検査でも、「治療効果」の指標として有効だとは限らない。

理由

・改善結果が遅れて表現されてくる検査があるから

cf 「胸部X線」で肺炎の陰影があった→ 「肺炎である」(診断)
  治療したのに「胸部X線」に陰影がある→ 肺炎が治癒していない(治療効果)とは言えない。