1 腺癌

・好発部位: 気管支、末梢肺野
・分化度: 高分化、中分化、低分化
・危険因子: 喫煙との関連薄い
・発生率: 肺癌全体の約45%(日本では最も多い)
・化学療法・放射線: 感受性低い

2 扁平上皮癌

・好発部位: 肺門部
・分化度: 高分化、中分化、低分化
  ※低分化は大細胞癌との鑑別が困難な場合あり。
・危険因子: 喫煙と密接に関連
・発生率: 肺癌全体の約35%
・化学療法・放射線: 感受性低い

3 小細胞癌

・好発部位: 肺門部の中枢気管支(気管支の粘膜に沿って浸潤・増殖
・分化度: 未分化
・危険因子: 喫煙の相対的リスクは最も高い。
・発生率: 肺癌全体の約15%
・化学療法・放射線: 感受性髙い
・病理学的特徴
  -浸潤・増殖が速い。
  -神経内分泌細胞の特徴あり。
  -腫瘍間質は少ないが、血管に富む。

4 大細胞癌

・好発部位: 中枢より末梢までの気管支
・発生率: 肺癌全体の約5%
・病理学的特徴
  -約80%は腺癌に、約10%は扁平上皮癌に分化する。
  -非常に低分化の腺癌・扁平上皮癌を内包する。
  -多数の好中球の浸潤あり。

・転移率
  小細胞癌>腺癌>大細胞癌>扁平上皮癌

5 その他

・腺扁平上皮癌(腺表皮癌)、カルチノイド、肺様囊胞癌、粘表皮癌などあり。
・いずれも低率