1 子宮頸癌の特徴

・好発年齢; 30歳前後(若い!)
・危険因子; 多産、若年の初性体験、複数のセックス・パートナー
・発癌因子; ヒトパピローマウイルス(HPV)
・発生箇所; 扁平円柱上皮接合部の予備細胞から発生

2 発癌機序

・子宮頸癌の場合は、正常細胞からいきなり癌化するのではない。
 正常細胞→ 異形成→ 上皮内癌→ 微小浸潤癌→ 浸潤癌とう過程で進行する。

予備細胞(扁平上皮にも円柱上皮にも分化できる)
  ↓
軽度異形成(癌ではない)
  ↓
中等度異形成(癌ではない)
  ↓
高度異形成(癌ではない)
  ↓
上皮内癌(発癌)
  ↓
微小浸潤癌
  ↓
浸潤癌(進行癌)

3 治療

① 手術

・Ⅰa1期; 間質浸潤の深さ3㎜以内。縦軸方向の広がり7㎜以内
 →単純子宮全摘出術
 但し、挙児希望があれば子宮頸部円錐切除術(子宮温存)

・Ⅰa2期~Ⅱ期
 ※Ⅱ期は癌が子宮頸部を越えて広がっている
 →広汎子宮全摘出術及び骨盤リンパ節郭清

② 放射線治療

・Ⅰb2期、Ⅱ期で腫瘍径が大
・Ⅲ期以上
・手術不適応

※化学療法(シスプラチン)を併用すると予後良好

③ 化学療法

・遠隔転移
・再発
・術前化学療法; 術前に腫瘍径を縮小することが目的(有効性は確認されていない)

※抗がん剤は、シスプラチンとパクリタキセルが標準治療