1 アニオンギャップ anion gap(AG)

目的:
 代謝性アシド-シスのケースで
 陽イオン(+)と陰イオン(-)の差(ギャップ)を見る。

① ギャップが正常値
② ギャップが正常値を超えて増大
に分けて考える。

計算式:
  AG=Na - (Cl + HCO3)
    陽イオン     陰イオン

正常値(基準値):
 約12mEq/l

① AG<12→AG正常の代謝性アシド-シス
② AG>12→AG増大の代謝性アシド-シス

2 AGの分解

① AG正常の意味は、
 AG=Na - (Cl + HCO3)
 アシド-シスなのでHCO3は↓
 Clが↑となれば相殺され、(Cl + HCO3)の値は変わらず。
 ※AGが正常とは、Clが上昇したことを意味する。

② AG増大の意味は、
 AG=Na - (Cl + HCO3)
 HCO3が↓なのに、Clが変化しなければ、
 (Cl + HCO3)の和は↓ → AGは増大する。
※AG増大とは、Clが上昇しなかったことを意味する。

3 AGと疾患

① AG増大型の代謝性アシド-シス

  • 乳酸アシド-シス
  • 糖尿病性ケトアシド-シス
  • 尿毒症

など

② AG正常型の代謝性アシド-シス

  • 尿細管性アシド-シス(RTA)
  • 下痢