1 血清pH

 基準値:7.4(弱アルカリ性)  ※中性は7.0

 7.4>アシドーシス  血液が酸性化傾向

 7.4<アルカローシス  血液がアルカリ性化傾向

2 pHの決定因子

 呼吸性の酸: CO2

 代謝性のアルカリ: HCO3

 (Henderson-Hasselbalchの式)

 pH=6.1×log(HCO3/0.03×PaCO2)

 ※重要:pHを決定しているのはHCO3とPaCO2

 ※PaCO2=動脈血二酸化炭素分圧(CO2はこの指標で判断)

① HCO3は代謝性のアルカリ因子なので

 HCO3↑ → pH↑  代謝性アルカローシス

 HCO3↓ → pH↓  代謝性アシドーシス

② CO2は呼吸性の酸性因子なので

 PaCO2↑ → pH↓  呼吸性アシドーシス

 PaCO2↓ → pH↑  呼吸性アルカローシス

3 pHの代償機構

① 一方の因子が異常→他方の因子でpHを正常化。

 例: HCO3↓ → pH↓  代謝性アシドーシス(代謝性の異常)

 すると、これを正常化するために

 PaCO2↓ → pH↑ 呼吸性アルカローシス

 このようにpH↓とpH↑が相殺されて正常化に向かう。

② 代償機構が働く時間

 ・呼吸性:速い
  換気によってCO2の量を調節(数分から数十分)。

・代謝性:遅い
  腎臓による電解質の再吸収や排泄で調節(数日間)。