顔面痙攣について

(1)顔面痙攣とは

顔面痙攣は右または左側いずれかのまぶたなどの顔半分が無意識のうちにぴくぴくと痙攣する病気である。

(2)顔面痙攣の症状

①初期はまぶたのあたりがぴくぴくする(片側の下部眼輪筋の痙攣)
②徐々に、目の周りから口元にまで広がる。
③さらに、首筋や耳、額にまで広がる。

(3)顔面痙攣の発症原因

主な原因としては、脳の血管(主に動脈)が顔面神経を圧迫することに起こる。
その他の原因としては、解離性動脈瘤、静脈、腫瘍などによる圧迫のこともある。

(4)顔面痙攣の診断方法

MRI検査が有用である。
神経と血管の関係を確認し、顔面神経のそばに血管を見つけることができれば、ほとんどの場合、この血管が神経を圧迫している。

(5)顔面痙攣の治療方法

ア 薬物療法

神経の伝導を抑えるような抗痙攣薬、例えばクロナゼパムを処方されることがある。

イ 注射薬

ボツリヌス毒素(ボトックス)を顔面筋に局所注射し、筋肉を弛緩させる方法がある。

ウ 手術治療

神経血管減圧術という頭開手術
→耳の後ろの後頭部の皮膚を切開して、後頭骨に小さな開頭をする。そして、手術用顕微鏡を使い、圧迫している血管を神経から離して、再び血管が神経を圧迫しないように固定する。

(6)裁判例

・東京地判平成15年12月19日

以 上