膀胱の腫瘍

・尿路上皮癌

 ・筋層非浸潤性膀胱癌(膀胱粘膜下までの浸潤にとどまる)
 ・筋性浸潤性膀胱癌(筋層、筋層外に浸潤している)

・組織型

・上皮性
  →98%は上皮由来の腫瘍
  →そのうち、90%が尿路上皮癌、5%が扁平上皮癌、1%が腺癌

 ・非上皮性

 ・異常上皮

・異型度
 →3グレードに分類

・病期分類

 ・原発巣の局所における進展程度(T)
 ・所属リンパ節転移(N)
 ・遠隔転移(M)

 により決定する。

  →T1以下で所属リンパ節転移、遠隔転移のない膀胱癌を筋層非浸潤癌と呼び、
原発腫瘍の深達度がT2以上の場合(遠隔転移なし)を筋層浸潤癌としている。

・症状

 ・無症候性肉眼的血尿、顕微鏡的血尿

・確定診断

 内視鏡所見により確定、その他CT,MRI画像所見

 ①腫瘍の形態②腫瘍周囲粘膜の変化③腫瘍数④大きさ⑤その存在部位から判断

・治療

 ・筋層非浸潤癌→経尿道的腫瘍切除術→膀胱の温存は可能
  ・内視鏡に接続した器具で、腫瘍の基底部から深く切除、腫瘍のみならず疑わしい病変部も切除
 ・(局所)筋層浸潤癌→根治的膀胱摘除術→尿路変更が必要
  ・男:膀胱及びその周囲の組織(脂肪、腹膜の膀胱付着部)、前立腺、精嚢を含めて摘出。尿道再発のリスクが高い場合尿道も同時に摘出。
  ・女:膀胱及びその周囲組織(脂肪、腹膜の膀胱付着部)、尿道を摘出(子宮、膣の前壁、卵巣を含める場合もある。)