弁護士 池田実佐子

 

深部静脈血栓症

 

*参考文献

2008年度合同研究班報告『肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2009年改訂版)』2009

 

<危険因子>

●背景

加齢

長時間座位:旅行,災害時

●病態

外傷:下肢骨折,下肢麻痺,脊椎損傷

悪性腫瘍

先天性凝固亢進:凝固抑制因子欠乏症

後天性凝固亢進:手術後

心不全

炎症性腸疾患,抗リン脂質抗体症候群,血管炎

下肢静脈瘤

脱水・多血症

肥満,妊娠・産後

先天性iliac bandweb,腸骨動脈によるiliac compression

静脈血栓塞栓症既往:静脈血栓症・肺血栓塞栓症

●治療

手術:整形外科,脳外科,腹部外科

薬剤服用:女性ホルモン,止血薬,ステロイド

カテーテル検査・治療

長期臥床:重症管理,術後管理,脳血管障害

 

<病型・病期>

●病型

 中枢型:膝窩静脈から中枢側(腸骨型、大腿型)

 末梢型:末梢側(下腿型)

●病期

 急性期と慢性期

 急性静脈還流障害として、中枢型では腫脹、疼痛、色調変化が三大症候

 

<予防>

・早期歩行と積極的な運動

・弾性ストッキング

・間欠的空気圧迫法

・低用量未分画ヘパリン

・用量調節未分画ヘパリン

・用量調節ワルファリン

・低分子量ヘパリンとXa阻害薬


 

<診断>

①疑診断

・問診:急速発症した腫脹、疼痛、色調変化

    呼吸困難や胸痛(末梢型)

    静脈内カテーテル留置、術後や集中治療による2日以上の絶対安静、四肢麻痺や固定 など

    既往歴

    家族歴

    生活歴(血栓傾向を誘発する薬剤の継続的服用)

・診察:視診(四肢の色調変化、腫脹)

    触診(深部静脈や筋群の性状)

②選別診断

③確定診断

④病院診断

以上