弁護士 池田実佐子


<フォトフェイシャル>

*参考文献
酒井成身『美容外科基本手術-適応と術式-』南江堂、2008


光治療

IPL装置・・・Ellipse Flex、Ellipse社(デンマーク)



通常3~4週間の間隔で2~3回の照射



●手技

スキンタイプ、色素斑の色調の程度、治療目的により、出力やパルス幅自動的に選択されるが、その値を目安に皮膚色の変化観察しながら設定



健常部

←照射直後わずか発赤がみられる程度、色素斑がやや濃くなる程度がエンドポイント

肝斑(両側の下眼瞼外側から頬骨領域。20代以降にみられる褐色調の小斑状色素沈着。肌の中に色素の辺縁不整で、色が茶色よりややグレーや灰紫色。白い点が一列に並ぶ点線が平行に並んで見える。)

←発赤を生じない程度に弱めに照射

肝斑と色素斑混在

←肝斑に合わせた設定



顔面にジェルを薄く塗りアプリケーターを皮膚面に平行に接触させて照射

1パス後色素斑には反応により2パス

その際周囲をガーゼでおおい、スポットで照射

小じわや毛穴の開きにはやや強めの照射をするが、肝斑の存在の有無には注意!



光治療の経過をみながらケミカルピーリングなど積極的に併用するの良い

日常生活習慣に及ぶ十分な問診、スキンケア方法等指導重要



●合併症

①熱傷

 スキンタイプとエンドポイント見極めればめったに起こらない

 日焼けしている患者は要注意

明らかに日焼け分かれば治療延期or設定調整により予防可

視診上認識し難い場合、治療後数日紅斑持続したり水疱形成みられることも

スキンタイプがSJT-Ⅲや色素斑の色調濃い例→照射弱めの設定から始め、より慎重な皮膚色の変化の観察必要

 熱傷起こると、炎症後色素沈着や色素脱失が問題になる

 予防:サンスクリーン剤の使用はいうまでもない

    ライフスタイルを把握して治療計画立てる

    長時間の紫外線曝露後は治療避ける

    治療前に皮膚良く観察、問診

②肝斑の増強

 認識しにくいごく薄い肝斑には常に注意

 気づかず不適切な設定で照射すると肝斑増強招く

 予防:頬への照射は、顔をわずかだけ横に傾けさせ頬全体が見えるようにし、皮膚の色調をよく観察しながら行う

問診で肝斑の特徴(色調の変動)の有無を確認

 あらかじめUVカメラで肝斑を把握できる場合はいいが、できない場合は肝斑の好発部位は弱めの設定無難




                                          以上