1 胆石性膵炎の診療

画像、生化学検査
 ↓
胆石性急性膵炎
 ↓
胆管炎、胆道通過障害

ⅰ ある・・・胆道通過障害の解除、胆管結石の除去
ⅱ ない

 ↓ 急性膵炎治療
 ↓
(胆道検索、胆管結石の除去)
 ↓
外科的治療

2 診断基準

*急性すい炎の診断基準

・上腹部に圧痛
・血中or尿中に膵酵素の上昇
・超音波、CT or MRIで膵に異常所見

上の2つ以上を満たし、他の膵疾患と急性腹症を除いたもの

ⅰ 症状

腹痛、食欲不振、嘔気・嘔吐、発熱等

ⅱ 血液・尿検査

血中リパーゼの測定 これ難しければ血中アミラーゼ
尿中のトリプシン(膵酵素)の前駆物質の簡易試験紙検査も今後期待される

ⅲ 画像

胸腹部単純X線 必要
超音波     必要
CT      有用
MRI     原因となる胆道結石や出血性膵壊死の診断にはCTより有用
ERCP
EUS

*急性膵炎と診断されたら、成因診断実施

原因病態を明らかにして治療方針決めるため

3 急性膵炎の治療

①呼吸・循環モニタリングと初期治療(絶食、十分な初期輸液、除痛)

*胆石性水煙の治療

②重症度判定をし、重症度に応じたモニタリング、治療
③重症例の発症後期は感染性合併症対策重要

*胆石性膵炎の胆道結石に対する治療

ⅰ 内視鏡的治療

胆管炎合併例、胆道通過障害の遷延を疑う例→早期のERCP/ES

ⅱ 外科的治療

胆石性膵炎鎮静化後速やかに胆嚢摘出
術式は腹腔鏡下胆嚢摘出術

cf ERCP:内視鏡的逆行性膵胆管造影法
ES:視鏡的乳頭括約筋切開

以上

弁護士 池田実佐子

*参考文献
急性膵炎診療ガイドライン2010改訂出版委員会『急性膵炎診療ガイドライン2010(第3版)』