(1)肺小細胞がん

 肺癌の約90%は、腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん、小細胞がんに分類される。
 小細胞がんは、顕微鏡で見た時、小さな細胞が密集しており燕麦のように見えるのが特徴である。
 進行が早く、手術後に再発や転移した場合、抗がん剤や化学治療の効果が乏しいという特徴がある。

(2)肺小細胞がんの症状

 ①胸痛
 ②発熱
 ③呼吸困難
 ④嗄声
 ⑤全身倦怠感
 など。

(3)肺小細胞がんの危険因子

 ①喫煙
 ②アスベストやクロムなどの化学物質の吸引
 など。

(4)肺小細胞がんの診断方法

 ①胸部X腺検査
 ②胸部CT検査
 ③胸部MRI検査
 ④喀痰細胞診
 ⑤気管支内視鏡生検
 ⑥胸腔鏡検査
 など。

(5)肺小細胞がんの治療方法

 ①(Ⅰ期)手術療法、化学療法(シスプラチン、エトポシドを使用)
 ②(Ⅱ期~ⅢB期)化学放射線療法
 ③(進展型)PE療法、PI療法(シスプラチンイリノテカンを併用)

(6)裁判例

 ①仙台地判平成8年12月16日(判時1603号94頁)
 ②松山地裁西条支部判平成12年2月24日(判時1739号124頁)
 ③富山地判平成6年6月1日判時1539号118頁)
 など。

弁護士 藤田 大輔