子宮外妊娠

頻度 全妊娠の1~2%
着床部位により卵管妊娠、間質部妊娠、頸管妊娠、卵巣妊娠、腹腔妊娠など
ガイドラインは主に卵管妊娠対象にしてる

症状

無月経に続く下腹痛と性器出血(本件有)

診断

*高感度妊娠検査薬と高解像度の経膣超音波で早くできるように
以下のいずれかの場合子宮外妊娠疑う
①子宮内に胎嚢構造確認できない
②子宮外に胎嚢構造認める
③ダグラス窩に貯留液
④貧血、頻脈、低血圧
⑤流産手術後摘出物に絨毛未確認
⑥急性腹症

治療

ⅰ 手術
ⅱ 薬物療法
ⅲ 待機療法
選択は、全身状態、子宮外妊娠部位、hCG値、胎児心拍、腫瘤径等
原則手術 BUT 条件満たした場合は保存的手術、薬物療法、待機療法も可
早期診断は手術療法回避に寄与
また着床部位にもよる
頸管妊娠などは薬物療法先行させることも

*卵管妊娠の場合は、卵管切除術OR卵管切開術選択 
…どっちの術式でも術後の妊孕率大きな差異なし
 ただし対側卵管の状態悪ければ切開の方考慮
 母体有症状で全身状態悪化(貧血、低血圧、頻脈、腹腔内出血、下腹痛など)は切除
 保存的手術療法(卵管温存、卵管切開術)の適応基準

ⅱ 腫瘤径5㎝未満
ⅲ 血清hCG値<10,000IU/L
ⅳ 初回卵管妊娠
ⅴ 胎児心拍陰性
ⅵ 未破裂卵管

全身状態良好の場合下の条件満たせば薬物療法、待機療法も可とする意見有

薬物療法待機療法
全身状態良好良好
破裂
血清hCG<3,000~5,000<1,000~2,000
腫瘤径<3~4㎝<3~4㎝
胎芽+/-

参考文献
日本産科婦人科学会『産婦人科診療ガイドライン‐産科編2008』

弁護士 池田実佐子