2011年(平成23年)9月26日の日経新聞朝刊で、興味深い記事を見つけたのでご紹介します。

 何と、キャノンと京大が共同で、「光で乳がんを検査する」という新技術を開発したそうです。

 この新しい技術の何がすごいかというと、次の3点に要約できます。

1、約1ミリの小さな癌も見つけられる。
2、X線や核種を使用しないため、被爆の恐れがない。
3、従来のマンモグラフィーと比べて、乳房を押さえつける力が弱く、検査を受ける女性の負担が軽減されている。

 これって、すごくないですか!まさに、女性にとって至れり尽くせりですよね。

 どんな仕組みかというと、波長が数百ナノの光を乳房に照射します。この光をカラダの組織が吸収すると、熱を発し、その際に超音波を発するそうです。その超音波をセンサーで検出して乳がんを発見するそうです。う~ん、何が何だか分かりませんがとにかくすごそうです。癌組織の周辺は低酸素状態になるという特徴を利用しているそうなんですが、医学の進歩はすごいですね。

 ところで、先日、乳がんの手術をして癌組織を摘出したところ、癌ではなかったということで、不要な手術をさせられたとして相談に来られた女性がいました。手術の前に癌かどうかの組織検査できなかったんでしょうかねえ…。

ちなみに、乳がん以外でも、手術してみたら癌ではなかったということが医療現場では一定数あるようです。「癌もどき」というそうです。画像上の結節の顔つきは癌に見える、でも癌ではないというのがあるそうです。

 この新技術が癌もどきを癌と見間違えるということも避けられるのであれば大変な進歩ですよね。まあ、この点については、新聞記事では言及されていませんでしたので分かりませんが…。

 ともかく、偉大な進歩であることは間違いないので、癌の見落としなどの医療過誤が減ってくれれば幸いです。