胎児水腫
皮下浮腫を伴う全身浮腫と腹水、胸水、心囊水など、さらには胎盤浮腫の合併

①母児間の血液型不適合妊娠→免疫性胎児水腫
②それ以外→非免疫性胎児水腫 多い

胎児時の治療

胎児水腫の原因によって様々
本件:先天性乳び胸水?
⇒胸水の穿刺除去により圧迫された肺の拡張促す
⇒再貯留→肺低形成の予防のためにダブルバスケットカテーテルによる胸腔羊水腔シャント術
このシャント術による肺低形成予防が唯一の出生前治療

体内死亡や出生後死亡多く、予後不良
死亡 35.4%(対象48例中17例)
うち、先天性乳び胸水:54.5%(6例)

重症乳び胸水では救命不能な場合も有り
未熟性と肺低形成の有無が予後を大きく左右

先天性乳び胸水例のエコー

肺/胸郭断面積比の平均=0.17
0.22以下→前例死亡

肺低形成の診断

出生前=未確立
エコーによる肺・胸郭面積比や胸郭の内径の評価など

参考文献
周産期医学編集委員会『周産期診療指針2010』東京医学社、2010

弁護士 池田実佐子